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「舛午」ってなんじゃい!

漢検準1級の勉強を始めて、最初にぶち当たる難解な熟語はこれでしょうか?



「センゴ」と読み、意味は「命令などにそむいて従わないこと」です。

準1級の漢字は一級と違い、まだ世間で見かける熟語が多いのですが、この熟語は未だかつて見たことがありません。

「舛」って何だ・・・。なぜ「午」なんだ・・・。

ハテナマークが飛び交いますが、漢和辞典を調べると何となく納得します。

まず、「」ですが、日本では行書体・草書体が「(ます)」に近いことから、「升」の俗字として使われることが多いです。

人名や地名でよく見かけますよね。「舛添」とか「舛谷」とか。
「舛」を「ます」と読むのは日本だけです(漢検ではこの読みは含まれていません)。

「舛」の(へん)の部分は左足、(つくり)の部分は右足を表していて、左足と右足とが互い違いの方向にあって、ゆきちがうことを表す漢字です。
常用漢字の「舞」や「隣」にも含まれてますね。

というわけで、「舛」はゆきちがう、くいちがう、互い違いになって乱れる意を持ちます。

次に「」ですが、字形を解説すると、(きね)を上下に動かす運動を表した文字で「杵」の原字でもあります。

そして、「」に当てた用法としても使われます。これが「そむく」意を持ちます。
(「忤」自身が「心+午(音符)」で、心で逆方向に反抗することを表す漢字です。)
「舛午」は「舛忤」とも書きます。

「舛」も「午」も「反抗」の意が含まれることがわかりますね。

う~ん、やっぱ難しいね。

使い方は「上官の命令に舛午する」みたいな感じで使います。
ぜひ皆さんも日常会話で使ってみましょうw。
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