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患者が増える時期

師走にはいると患者が急増します。
年末年始は基本的に歯医者は休みなので、この時期に歯が痛むと大変だと考えるのでしょう。

お餅やおせちをおいしく戴くためにはしっかりかめるようにしておきたいという心理もあるのかもしれません。

しかし、ギリギリに治療にこられても年内に治療が終わる事は難しいです。
特に入れ歯は制作に時間がかかるし、個々の口になじむまで時間がかかります。

混雑もして一人一人に治療時間を費やすのも難しくなるので、完治はより困難になります。
でも急性症状は抑えることは可能なことが多いので治療に来られないよりはいいと思います。

歯に何か異常がある場合は、放置せず日頃から治療に行かれることをおすすめします(^_^;。

かといって、忙しいサラリーマンは夜7時や8時までしかやっていない歯医者に日々通うのは困難ですよね。
そこでやはり大事なのは予防ということでしょう。

歯の疾患はほぼ100%予防できる疾患ばかりです。
歯の二大疾患、虫歯と歯周病のどちらも原因はプラーク、歯垢と呼ばれるモノです。
これさえ毎日完全に除去していれば特殊な場合を除きどちらも罹患(りかん)することはほぼ無いでしょう。

急に不安になる前に日頃の予防をしっかりして正月を迎えましょう!

寒い・・・。


りんちーは兵庫県の中部に住んでいますが、冬の寒さも一入って感じです。
寒さが苦手でこの時期が来ると憂鬱になってしまいます。
北部は雪のおそれと予報されていましたが、幸いにしてこちらは雪は降りませんでした。
夏よ早く来てくれ~~!

さて、この「~のおそれ」という言葉。
よくないことを心配する言葉ですが、どのように漢字で書くかご存じでしょうか?

よく新聞やニュースでは「~の恐れ」と表記しているのを見かけますが、実は間違いです。

漢検2級の勉強をした方ならご存じだと思いますが、「~の」と書きます。

なんじゃこの漢字はと思うかもしれませんが、中学三年生で習う(れっき)とした常用漢字です。

この漢字で比較的よく見かける言葉は「不虞(ふぐ)」とか「虞美人草(ぐびじんそう)」とかで「グ」の音読みは何となくなじみがありますが、訓読みの「おそれ」は初耳だと思います。

ところが用漢字表、つまり中学三年生で習う読みは「おそれ」だけで、「グ」は入ってません。

というわけで、ニュースや新聞など公共のメディアで「~の虞」と表記して一方にかまわないことになります。

しかし、あまり一般的な感じはしませんね。
「~のおそれ」とひらがなで書くことの方が一般的だと思われます。
ただし、先述したとおり、怖がっているわけではないので「~の恐れ」と表記するのは本来間違いです。見かけたらツッコンでおきましょう。

ブログ作ってみました


理系人間ですが、唯一文系科目で好きなのが漢字です。
特に難しい漢字が好きで、そのHPを作ろうと画策したものの意外に数が多い・・・。
漢字の詳しいことはHPに預けまして、このブログでは日常の思ったことを漢字と絡めて書いていこうかと思います。

題にある通り管理人は(しがない)歯科医師でして、漢字とは一見無縁のような職業に就いております。
ところがどっこい、医学用語は結構難しい漢字が多く、特にがらみの漢字は画数も多かったりします。

「歯」自信画数が多くて、忙しい中患者さんに「上の歯のほっぺた側をみがきましょう」と普通のコメント書く時でもうが~~って思ったりします。

HP掲載漢字500文字目を記念した漢字はです。
なんか難しそうですね~。
これは「齲歯」とかに使われる字で、「虫歯」を意味します。

歯科医師は専門的に「うし」と音読みして、一般的にもそう読みますが、実は「くし」が正しい音読みだそうです。

医学用語にはこのような慣用読みが結構あります。
一番よく見かけるのは「腔」を「くう」と読むことです。
例えば口の中を表す「口腔」は一般的にも「こうくう」と読みますが、正しくは「こうこう」と読むのが正解です。

つくりの部分が「禹」なので「う」、「空」なので「くう」と発音しやすいのが原因でしょう。
昔の日本の医学者たちが結構いい加減だったのかもしれませんね(^_^;


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